となりのトトロ

大人気アニメ映画作品「となりのトトロ」。

1988年4月16日(土)に公開され、28年もの間ずっと愛され続け、今でもテレビなどのメディアや街のお店など至る所で目にする大人気キャラクターです。

金曜ロードショーでの放送をするたびに高視聴率を出しますよね。

約30年前の作品でありながら、国民的といっていいほど今でも世間での認知度が高いことがその人気を物語っています。

私もこれまで何度鑑賞したことか(笑)。

今回は映画を観るだけでは気づかない・気づきにくい話の設定や裏話・ネタをご紹介したいと思います。

というとネット上で有名な恐ろしい都市伝説の話も出てきますが、公式設定と比較しながら見ていきましょう。

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サツキとメイ

サツキとメイの姉妹の名前は日本語の「五月(皐月)」と英語の「May(5月)」に由来しますが、物語の始まりの引っ越しのシーンも5月です。

新学期には少し遅れてしまったようですね(笑)

都市伝説で言われるところの狭山事件との関連も同じ5月に起きた事件として憶測が飛び交いますが果たして…。

トトロの意味

となりのトトロ

森の中でメイが初めてトトロに出会うシーン。

大木の根っこにメイが落っこちて、眠っているトトロがメイに起こされた時にトトロが「ドゥオ ドゥオ ヴォロロロロロ!!」と叫んだことがきっかけで、メイはトトロに「トトロ」と名付けるわけですが、この時トトロは何と言ったのか?

この「ドゥオ ドゥオ ヴォロロロロロ!!」ですが、実は「眠いよ~!!」と叫んだのです。

メイには全く伝わらなかったようですが(笑)

昼間はたいてい眠っていて、夜に活動(月夜の晩にオカリナを吹いたり)するあたりは「オバケ」という位置づけもそんなに遠くはないかもしれませんね。

都市伝説ではトトロは死神であり、トトロが見える人は「すでに死んでいる、死期が近い」と言われてますが、公式設定では森の精霊だということです。

本来は森というのは神様や精霊が住む場所であり、人々には優しくもあり恐ろしくもある場所。

その時の状況や描写の仕方によって違った表情を見せるものです。

トトロはかわいらしい姿形をしていますが、それと同時に畏怖すべき対象であるはずの存在です。

それが宮崎監督が描くトトロのイメージです。

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ネコバス

ネコバスもトトロに並んで人気で、物語の中での存在感もすごいものがあります。

あのフカフカのシートとかいいな~ってな思いますよね。

登場シーンで私が気になったのは、「足、何本?」ということでした(笑)。

多分私だけではないはず…

左右6本ずつで計12本あります。

頭の上に行き先表があって、メイを探す時は「メイ」など、状況に合わせた目的地を設定してくれます。

そしてその行き先表の左右に何やら小さな赤いランプのようなものが付いてますが、これ、よ~く見るとネズミじゃありませんか!?

気付いてた方はごめんなさい、私最近気づきました(笑)

都市伝説ではネコバスはこの世とあの世(冥界)をつなぐ乗り物とされ、乗った者はあの世へ連れていかれるとされていますが、ネコバスはメイとサツキを七国山の帰りにちゃんと家まで送っているのでそれはないでしょう。

普通の人にはネコバスが通っても強風が吹いたとしか感じませんが、私たちが住む現実世界でも精霊や妖精、オバケの類はそんな風に存在しているのかもしれませんね。

「となりのトトロ」の時代設定

「となりのトトロ」 観るだけでは気づきにくい設定・裏話

「となりのトトロ」の時代設定ですが劇場用のパンフレット等には、昭和30年代初めと明記されてますが、公開当時のインタビューで宮﨑駿監督は「テレビのない時代」と語っています。

そうするとテレビの放送開始は1953年(昭和28年)なので、それより前ということになります。

その後のインタビューでも「となりのトトロ」の時代設定として「テレビのない時代」と断言しています。

事実がどうあれ、宮崎監督のイメージとしては公式設定の年代より少し前のイメージがあるようです。

当初は1人の設定だった!?

「となりのトトロ」はサツキとメイの姉妹の話ですが、当初は女の子1人の設定でした。

この作品は高畑勲監督の「火垂るの墓」と同時上映という変わった形で上映されました。

しかし「火垂るの墓」が「となりのトトロ」より長いということで、宮崎監督がトトロの上映時間をもっと長くしようとした結果、女の子がもう1人登場し、話が膨らみ、上映時間が長くなりました。

このことも二人姉妹の話として狭山事件が引き合いに出されますが事実はこうでした。

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「となりのトトロ」のキャッチコピー

「このへんないきものはもう日本にいないのです。たぶん。」

これが糸井重里さんが最初に作ったキャッチコピーでしたが、宮崎監督が「いる」と言ったので「このへんないきものはまだ日本にいるのです。たぶん。」という現在の形になりました。

所沢のとなりのオバケ

「となりのトトロ」の企画段階での、仮の企画名です。

仮で良かったです(笑)

「となり」というのが物語の舞台である埼玉県所沢市に隣接する狭山市を連想させ、「狭山事件」と関連付ける人もいるみたいです。

分からなくもないですね。

しかしこれは私見ですが、トトロが住む大木があるのはサツキとメイの家の東にある塚森という森です。

位置関係的に隣と言えなくもないのです。

「となりのトトロ」というご近所さんのようなニュアンスを含んだタイトルは、精霊や妖精というのは気づかないだけで実は身近に存在しているという世界観が感じられますね。

映像に隠されていたもの

  • 「となりのトトロ」でネコバスが迷子になったメイを見つけた後に向かう「七国山病院」の「院」の文字が逆さまになってます。ネコバスのミスでしょうか(笑)ちなみに実際のモデルとなった場所は「七国山」ではなく「八国山」です。
  • 「となりのトトロ」のトトロは「トイ・ストーリー3」に出演しています。ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジョン・ラセターさんと宮崎監督は30年来の友人です。
  • 物語冒頭の引っ越しの荷物を整理しているシーンで「狭山茶」と書かれた箱がありますが、こないだスーパーで売ってるのを見かけ、「本当にあるのか」と個人的に思いました(笑)狭山事件と関係があるという都市伝説の根拠の一つですね
  • 映像関係に関しては、「物語終盤のサツキとメイに影がない」だとか、「メイが七国山病院への道の途中で迷い途方に暮れてるシーンで、お地蔵様にメイと書いてある」というものがありますが、検証してみてもそんな事実は出てこないので誰かが流した噂でしょう。

まとめ

子供の頃に純粋にストーリーを楽しみながら観てた時は、こういう設定などについてあまり考えもしませんでしたよね。

物語が生まれるのにはそこに深い背景があるからだといえますし、故に様々な解釈や受け取られ方があるのでしょう。

こういう設定を知ってからだと、現実世界と仮想世界のつながりなどが見えてきて、また面白くなったりもします。

自分の成長や変化によって、物語の受け取り方にも変化があります。

みなさんも、それを楽しみに次回の「となりのトトロ」を鑑賞してみてはいかがですか?