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ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

ピーマンは栽培時期と気温、そして肥料のやり方に気を付ければ、栽培は難しくありません。

うまく栽培すれば、長い期間収穫を楽しむことが可能です。

プランターでもお気軽に楽しめる、ピーマンの栽培方法を伝授します。

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苗を選ぶ

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

どんな植物でもシッカリした苗を育てることが、とても重要です。

特にピーマンを始めとするナス科植物は、苗が成功のポイントです。

種まきから挑戦しても良いのですが、ピーマン栽培には、※1接ぎ木苗(つぎきなえ)を選ぶようにしてください。

接ぎ木苗は、病害虫、不安定な気象、※2連作障害など成長に対してマイナスな要因に抵抗し、一方で、収量も多い、成長の勢いが良いなどプラスの要因が多くなる特徴があります。

つまり、いいことだらけ。

ナス科の植物は、単一種の苗の場合、連作障害や病気に弱い性質があるので、良い部分をハイブリッド(複合)した苗で栽培を開始するのが一般的です。

ピーマンを種から栽培でできないことはありませんが、接ぎ木苗の「いいとこどり」効果には及びません。

また、接ぎ木苗を育てることもできますが、設備や道具(つまり経費が多くなってしまいます)、経験などが必要で、とても難しいので、種苗店で「接ぎ木苗」を購入してください。

※1接ぎ木苗とは、植物の一部分を切り取って別の植物とつなぎ合わせた苗のことです。
※2連作障害(れんさくしょうがい)とは、同じ作物や同じ科目(ナス科を連続する、アブラナ科を連続する、など)を続けて同じ土壌で栽培すると、収穫量が極端に落ちたり、病気にとても弱くなったりする、植物の性質です。

栽培の時期

4月中旬以降の温暖な時期に定植(苗を植える)します。

苗の成長度によりますが、収穫まで1.5~2ヶ月ほどです。

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必要なモノ

市販の培養土で結構です。
土に関しては、神経質になる必要はありません。

プランター

ピーマンの根は、浅い部分に広くはる特徴がありますが、土壌の排水性がほしいので、深さは30cm以上の高さがあるものを選んでください。

植え付け間隔は最低でも45~50cm。

植え付け点からプランターの端まで、せめて5cm以上の余裕が欲しいので、たとえば2本のピーマンを栽培する場合、

プランター端~ピーマン5cm
植え付け間隔 45~50cm
プランター端~ピーマン5cm

となり、少なくとも55~60cmの横幅があるプランターを選びましょう。

支柱、紐

プランター栽培の場合だと60~100cm程度の長さで結構ですので、支柱を準備してください。

竹や材木の細いきれっぱしなど、材質は手ごろなものでいいので、定植数×2(もしくは3)本の支柱を種苗店やインターネットで入手してください。

あと、支柱と支柱、または支柱とピーマンを結わえる紐もお忘れなく。

肥料

ゆっくりと効果を発揮する緩効性(かんこうせい)の元肥と追肥を準備してください。

元肥(もとひ:種まきや苗の定植前に、土壌に施しておく肥料)は、栄養バランスの良いものを。

追肥(ついひ:成長にあわせて作物に与える肥料)は窒素を控えたバランスのものが望ましいでしょう。

追肥は一番花(いちばんか:最初に咲く花のこと)の開花後、ひと月に1回、1本のピーマンに10g程度の量を施してください。

肥料選び

植物が必要とする三大栄養素は、窒素-リン酸-カリウムです。

窒素(N)は「葉」や「茎」の成長に
リン(P)は「花」や「実」の成長に
カリウム(K)は「根」の成長に、それぞれ大きな作用があります。

ピーマン栽培の元肥にはバランスの良いもの(N-P-Kバランスがほぼ同じもの。肥料のラベルなどに、9-9-9とか、7-7-7など表示があります)を選びましょう。

追肥では、葉への栄養素よりも実への作用を期待したいので、窒素を控えたN-P-Kバランス(5-9-9とか7-12-10など千差万別です)のものを選んでください。

その他

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

土寄せ用の小型のスコップ、ジョウロ、などがあれば十分です。

ピーマンをプランターで栽培しよう

栽培の流れ

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について
ピーマンの花

土壌の準備

プランターの底には2cm前後の軽石や砕いた発泡スチロールなどを高さ10cm程度敷き詰めてから、その上に培養土を容れます。

面倒でなければ、軽石の場合、底面ほど大きいものを詰めてみてください。

また、発泡スチロールを詰める場合は、ミカン袋や水切りネットなどに収めてからプランターに詰めると土の流出も少なく、片付けも簡単です。

培養土は、プランターの上部まで入れず、上から3~5cmを残してください。

すりきれ一杯まで土を詰めると、水があふれて便利が良くありません。少し余裕を持たせておきましょう。

定植

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

ピーマンは温暖な気候を好み、涼しいまたは寒い条件では弱ってしまいます。

地域差はありますが温暖な地域でも、4月中旬以降の定植(苗をプランターに植え付けること)としてください。

寒い時期は、しっかりした防寒・加温施設以外での植え付けを控えるべきです。

また、苗の定植は浅く植えて、「軽く土を寄せるか、断面が山型」を目指しましょう。

水やり

定植時はたっぷりと水を与えてください。

苗に十分な水を供給する意味もありますが、大切なのは空洞が生じていないことです。根と土に空間ができないよう、水で接着させるイメージです。

定植以降は、表土が乾いたら水やりを行います。

土中が乾いていなくても、表土を基準にして水やりを行います。

ピーマンは温度と水を欲する植物だと、ご認識ください。

整枝(せいし)と誘引(ゆういん)

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

ピーマンの容姿は3本仕立てが基本です。

購入時の苗の生育にもよりますが、定植後、一ヶ月ほどで主枝が分岐した辺りに一番花(最初の花)がつきます。

一番花より下の葉や枝は取り払いますが、これを整枝(せいし)と言います。

整枝をする理由は、一番花より下の葉や枝を残しておくと、大量で安定した収穫は見込めませんし、成長のエネルギーを実に集中できなくなるからです。

また、仕立てた枝をなるべく45~50度くらいの角度に保つよう、固定してください。こちらは誘引(ゆういん)と呼びます。

ピーマンの植物としての活動としては正常ですが、横(水平に近い角度)方向へ伸びる枝には、すぐに落果したり、食べるには物足りないほど小さく・細く、未熟なまま終わりを迎えるものが着果します。

出来るだけ、主枝は45~50度前後の角度を保ってあげてください。

収穫は迷わない

定植から、1.5~2ヶ月ほど経つといよいよ収穫です(気候や温度条件によって収穫の開始は前後)。

5~6cmに成長した実を、ためらわず収穫してください。

これが、結果的に大量の収穫をもたらすポイントになります。より大きな実をと欲張ると、ほかの実なりが悪くなり、株自体もストレスを感じて成長しませんし、実を着けるのもやめてしまいます。

5cm以上の実は、問答無用で摘み取る、とあらかじめ決めておいてください。

失敗しないための注意点

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

追肥を欠かさない

窒素(N)を控えめにした追肥で大量の収穫を目指しましょう。大げさなようですが、スーパーで買うのがバカらしくなるほど収穫できるのが、ピーマンです。

水切れに注意

暑い時期は1日に2回の水やりでも結構です。過剰に水を与えているような気になるかもしれませんが、気温が高い分蒸発もしますし、ピーマンはそんな時期に勢いよく成長し、水を欲しがります。

夜間と日中の気温が、15℃以下になるようなら1回で結構ですが、15℃以上の気温があり、表土も乾いているようなら朝と夕方の水やりを行ってください。

収穫を怠らない

収穫のタイミングを逃すと、木自体が疲れて、かえって収量を低下させます。次々に収穫していきましょう。

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ピーマンの栽培に適した環境

ピーマンのプランターでの栽培方法。育て方・時期について

温暖

間違っても肌寒い時期は定植をしないようにしてください。栽培の適温は20℃以上です。逆に考えると、気温が適温を下回るまではずっと収穫期ということです。

さすがに霜が降りはじめると実を着けなくなりますが、品種によっては20℃を下回っても、全く実なりや、成長をやめません。

日当たり

陽が強すぎる、ということがないのがピーマン。日当たりの良い場所で、お日様にドンドン当ててやってください。

水やりと排水性

強い日差しを好み、水も好むピーマンです。水やりを怠ると、ピーマン自身がダメになってしまいますので、水切れにはご注意ください。

また、プランターに仕込む土の底部には、面倒くさいようですが排水性を確保するために、軽石などを仕込んで根腐れの防止をお願いいたします。

害虫・病気対策は?

接ぎ木苗なら病害虫に強いので、さほど心配ありませんが、代表的な病害虫をご紹介しておきます。

モザイク病

葉に濃い部分と薄い部分(モザイク)が生じて、葉が落ちたり茎がしおれたり、成長が著しくわるくなります。

原因は、アブラムシが媒介するウイルスです。アブラムシの発生を確認した場合は、アブラムシ専用の殺虫剤で対処してください。

ピーマン青枯病

緑(=青)を保ったまま、枯れていく病気です。こちらは連作が原因です。

接ぎ木苗を使用している場合は、あまり心配することはありませんが、一度発生すると、防ぎようがありません。

発病したピーマンをすぐさま抜き取って、焼却しなければなりません。発病の見極めも、ピーマン青枯病かどうかも、対策も難しい病気です。

やはり、苗を選ぶ時、接ぎ木苗にしておくことが、とても重要です。

アブラムシ

直接的で決定的な被害は与えませんが、ヤツらは病気を運びます。残酷かもしれませんが、発生した場合は薬剤等で撲滅しておく方が無難です。

水やりにも注意

ピーマンは水やりの頻度が多くなります。乱暴に水をやると土がはねて、もしその土が病原菌を持っていた場合、ピーマンに感染してしまうかもしれません。

水やりは静かに、丁寧に、が基本となります。そろそろ~っと与える方が、病気が発生しにくいと言えます。

ピーマンの連作障害

ピーマンなどナス科の植物は、連作障害を回避するために、定植期間を2~3年あけるのが通常です。

ただし、繰り返しになりますが、接ぎ木苗の場合だと、とりあえず心配ありません。万が一に対応するには、2年連続・同じ土で栽培しないようにしてください。

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まとめ

ピーマン栽培は、追肥と水やりがポイントです。

手間のかかる栽培ですが、ピーマンは収穫量であなたの手間ひまに応えてくれます。

あなたが育てたピーマンは、ご自分の食卓だけでなく、おすそわけのピーマンがご友人・ご知人の食卓も豊かにするはずです。

良い接ぎ木苗を育てて、あなたもご友人も、丹精こめた手作りピーマンで笑顔に満ちた食卓を囲みましょう。

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