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オクラのプランターでの栽培方法や時期。病気・虫対策まで

オクラはプランターでも栽培できます。

1~2本と、仕立てる本数は少なくても、うまく育てば1本のオクラから20~30本の収穫が可能です。

オクラの栽培方法、必要な道具、テクニック、病気・害虫を避ける方法まで、細かく解説します。

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オクラの栽培方法・時期

こちらが栽培の流れです。

  1. タネの植え付け
  2. 芽生え
  3. 水やり
  4. 支柱を立てる
  5. 肥料を与える(追肥)
  6. 収穫
  7. 収穫後には「ある葉」を落とす

オクラの栽培暦(カレンダー)

オクラのプランターでの栽培方法や時期。病気・虫対策まで

オクラの栽培の開始は、4月中旬以降が適しています。

少なくとも、日中の最低気温が15℃を下回らない頃が良いでしょう。

発芽には20℃以上の温度が条件です。

地域によって、差が生じますので、お住いの場所の気候を確認してから種まきを行ってください。

4月中旬に種まきができた場合、うまく栽培すると7月中旬から9月下旬までの長い間、収穫が可能です。

タネの植え付けから芽生え

種をまく間隔は、30cm以上が必要です。

一か所に3粒をまいて発芽を待ちますが、発芽後、もっとも大きく、勢いのよい、元気なものだけ残して間引き(種を多めにまいて発芽したものの中から元気のないものを取り除く方法)をします。

オクラの発芽率(芽が出る確率)は50~60%と、やや低めです。

芽が出ない種もありますので、3粒(確実に発芽させるなら4粒)の種をまきます。

水やり

種まきの後から発芽までは、土を乾燥させないよう毎日水やりを行ってください。

水やりのタイミングは、出来れば朝、もしくはお昼ごろまでです。

夕方に水をやると、水が蒸発して種の周囲の温度を奪ってしまい、発芽が悪くなりますので、お日様のエネルギーを長く浴びることができる、朝か午前中が適しています。

発芽後は、土の表面が乾いた時にたっぷりと水をやる程度で大丈夫です。

支柱を立てる

草丈が25~30cm程度に達すると、支柱で支えてあげましょう。

オクラは背が高い割に、細い根が少なく地面をガッチリとつかんでいません。

極端に言えば、太い一本の根が地面に刺さっているだけという、不安定な状態なので、風や自分の背丈が伸びることで、倒れる可能性があります。

草丈の1/3程度の高さで(例えば草丈30cmなら10cm程度の高さで結束。成長に併せて結束位置を変えて)、茎を支えてやってください。

肥料を与える(追肥)

オクラのプランターでの栽培方法や時期。病気・虫対策まで

追肥(「ついひ」:植物の成長に合わせた肥料の投与)は、花が咲き始めてからでも大丈夫ですが、収穫を長く楽しみたい場合は、本葉が6枚以上ついたタイミングで、一度、施してもよいでしょう。

化学肥料でも結構ですが、お手軽で即効性のある液肥(「えきひ」:植物に必要な栄養素を配合した液体の肥料)を、水やりの代わりに与えてみてはいかがでしょうか。

収穫

オクラは実の成長がとても早い植物で、グングン実が大きく・硬くなるのでタイミングを逃さないように注意してくださいね。

開花後5~7日で収穫ですが、実の長さが7~10cmに達すると開花後日数を無視して収穫してください。

10cmでも硬くスジが入る場合がありますので、10cm未満で摘み取る、とあらかじめ決めておくと良いでしょう。

筆者の経験ですが、より大きなオクラを!と欲をかくと、色・味ともによろしくありません。

何事もほどほどが、大事です。

また、とても美しい花が、突然「ポトッ」と落ちて驚く方がいるかもしれませんが、病気でも障害でもありません。

これが、正しい姿ですので、ご心配なく。アオイ科植物(オクラやハイビスカスなど)の特徴です。焦らなくて大丈夫ですよ。

収穫後には「ある葉」を落とす

オクラのプランターでの栽培方法や時期。病気・虫対策まで

収穫後には、下葉を摘んでしまいましょう。

オクラの実は茎と葉枝の間につきます。この葉は、いったん残しますが、これより下の葉を落としてください。

  • 次の実に栄養を集中させる
  • 風通しを良くし、虫や病気の発生を抑える

などの効果を狙って、葉を落とします。

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プランター・土・その他必要な道具

プランター

プランターは標準サイズ(幅60cm程度)のもので結構ですが、深さは40cm以上のものを選んでください。

オクラの土は、「保水性」と「排水性」を両立しなければなりません。

プランターの底には2cm前後の石や砕いた発泡スチロールなどを高さ10cm程度敷き詰めてから、その上に用土を容れます。

こうすることで、根の周りの環境には、「保水性」と「排水性」を両立することができます。

面倒でなければ、石の場合は底面ほど大きいものを詰めてみてください。

また、発泡スチロールを詰める場合は、ミカン袋や水切りネットなどに収めてから、プランターに詰めると土の流出も少なく、片付けも簡単です。

用土

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ご自身で配合しても結構ですが、市販の園芸用土で十分です。

肥料も入っていますし、なにより失敗がありません。

オクラの種は、発芽率がよくありませんので、多めにまいて発芽したものから元気のないものを取り除く方法(間引き:「まび(き)」と言います)をとります。

発芽率と間引きを考えると、1本当たり種4~5粒を入手しておきましょう。

肥料・その他

追肥は液肥で行うと失敗が少ないと思います。

化成肥料でもOKですが、肥料が効き始めるタイミングと、追肥が必要なタイミングに、大きなズレがあっては意味がありません。

適時、肥料を与える自信がない方は、液肥を使用すると良いでしょう。

液肥は瞬間的に効果を得ることができる、という便利モノです。

※肥料を与えるタイミングは、何度かやっているうちに自然に身に付きます。

支柱も種苗店やホームセンターなどで必要な本数をお求めください。

オクラと支柱を結束する紐も必要になりますので、こちらも併せてご購入しておきましょう。

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オクラの栽培に適した環境

オクラは寒がり

発芽には20℃以上(適温は25℃)以上の温度が必要です。

生育適温は20℃~35℃です。温度計が20℃を下回るような温度環境では、オクラは元気よく育ちません。

肌寒い時期に種まきをしてしまっては、失敗の元ですよ。

肥料喰い

オクラは肥料を欲しがる植物です。

追肥は本葉が6枚以上に成長した頃(任意)、花が咲き始めた頃に行いますが、収穫後は2週間に1度のペースで液肥を与えると、どんどん花をつけてくれます。

オクラの実は受粉を終えた花の果実。たくさんの花を付けるということは、たくさんの実がなることです。

面倒かもしれませんが、適切な追肥を行うことで、飛躍的な収穫量のアップが期待できます。

気を付ける病気や害虫

オクラのプランターでの栽培方法や時期。病気・虫対策まで

病気

うどん粉病

:葉の表面に白い粉をふったようなカビが生じる病気。

発病した葉は摘み取って伝染を防止・阻止します。
継続して発生する場合や、あらかじめ予防しておきたい場合は、種苗店で殺菌剤をお求めください。

モザイク病

:葉にグラデーション(濃淡)ができて、葉がチジれる、枯れる、実の奇形が生じるなどの病気。

この病気は根治ができません。
病原菌(ウイルス)の媒介はアブラムシや蟻、ハサミやスコップなど栽培の道具、人の手などが考えられます。伝染を防ぐなら、とても残念ですが、抜き取って焼却してください。

予防は、アブラムシの寄生を防ぐこと、感染したオクラなどを触った手や道具は入念に洗うか消毒するなどして感染を防ぎます。

こちらは、薬剤がありません。観賞用の植物がモザイク病にかかった時、使用できる薬剤はありますが、これを使用したオクラは絶対に食べてはいけません。
強い有害性が残ったままですし、そもそも使用してはなりません。

モザイク病は、「予防する」しか手立てはありませんので、注意しましょう。

害虫

アブラムシやアリ

:実害はないがモザイク病などを媒介する。

先に記したモザイク病を運搬するのが、アブラムシです。
見つけたらすぐに潰してしまうか、殺虫剤を使用します。
蟻も同様に媒介しますので、毎日チェックするか薬剤を使用するかの、対策が必要です。

カメムシ

:ツボミ・果実の汁を吸う。

カメムシは実害を与えてきます。
せっかく育てたオクラがダメになってしまいますので、捕まえて潰すか、殺虫剤で駆除するなどの対応で取り除きます。

オクラの連作障害

オクラは連作障害に弱い植物です。

というより、「オクラは基本的に連作障害を生ずる」と認識していただいた方が間違いない、というくらい、連作障害が発生します。

オクラの栽培を終えた土は別の品目を作付するか、捨てるようにしてください。

オクラはアオイ科の植物です。
例えば、
オクラ→小松菜(アブラナ科)→オクラの順番はOKですが、
オクラ→オクラ→小松菜 はNGです。(2回目のオクラには障害が発生します)

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まとめ

オクラは追肥を適切に行うことで、収穫量はかなり多くなります。

栽培中のオクラが、枯れ始めたという場合、殆どの原因は「肥料切れ」が多いようです。

ついつい水やりを増やしてしまいたくなりますが、ちょっと我慢です。

水やりを兼ねた液肥を活用して、たくさんのオクラの栽培をお楽しみください。