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みんな意外と知らない?クリスマスとサンタクロースの関係

もうすぐクリスマスですね。

イルミネーションをあちこちで見かけるようになりました。

クリスマスといえば聖夜、トナカイとともソリに乗ってにやってきて、子供たちの枕元にプレゼントを置いていってくれるサンタクロースがすぐに思い浮かぶ人も多いはず。

そんなクリスマスとサンタクロースの関係についてスポットを当ててご紹介します。

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サンタの生まれ

実在したモデル・聖ニコラウス

サンタクロースという人物は、4世紀の現トルコに実在したキリスト教の主教であり神学者でもあった、聖ニコラウスがモデルだと伝えられてます。

聖ニコラウスには、家が貧しいため身売りをしようとしていた少女の家の煙突へ金貨を投げ入れた、という伝説があります。

そんな聖ニコラウスの命日に、ニコラウスを祝うお祭りが、ヨーロッパ各地で12月6日に行われており、とても大切な行事として継承されてきました。

オランダでは聖ニコラウスをジンタ・クロースと呼んでいて、14世紀頃には【ジンタ・クロース祭】として祝っていたようです。

サンタクロースの故郷

17世紀に入ると、アメリカを植民していたオランダ人によって、サンタクロースの話がアメリカへ伝わりました。

アメリカに上陸した聖ニコラウスは、英語でサンタクロースと呼ばれ、アメリカ人にも深く親しまれるようになったのです。

この時に伝わったサンタクロースの故郷は北極とされており、そののちフィンランドのラップランドであると考えられるようになりました。

そして1927年のフィンランド国営放送局はラップランド東部に位置するコルヴァトゥントゥリをサンタクロースの正式な住居と公言しました。

現代では、このフィンランドにはサンタクロース村が存在し、世界各国からサンタクロース宛の手紙を受け付けているようです。

また北極のグリーンランドにも「グリーンランド国際サンタクロース協会」があって、そこには各国で活動する公認サンタクロースが現在で120名ほど登録されています。

このサンタクロース達は、クリスマスに自宅で過ごすことが困難な子供達のために、クリスマスより一足早めに福祉施設や小児病棟などにやってきてプレゼントを配ったり、一緒にお祝いをしてくれるようです。

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現代のサンタクロースのイメージ

現代のサンタクロースのイメージを作りだした人物は、アメリカのクレメント・クラーク・ムーアという神学教授です。

サンタクロースのイメージは、822年にこのクレメント・クラーク・ムーアが子供たちのために書いたとされる『クリスマスの前の晩』という詩から生まれました。

元々のモデルである、聖ニコラウスを愛嬌がたっぷりある人物として描き、ここから陽気で明るいサンタクロースのイメージへと進化していったのです。

1930年代にコカ・コーラ社が自社の広告として、人間味に溢れ、赤い衣装と白いひげを蓄えたサンタクロースのイラストを等身大に描いて宣伝しました。

そのイラストは当時の民衆に大きな影響を与え、世界中の人々の間にサンタクロースのイメージを決定づけたのです。

クリスマスとサンタの関係

みんな意外と知らない?クリスマスとサンタクロースの関係

キリスト教つながり

サンタクロースのモデルになっているのは、先述の通り、聖ニコラウスであり、12月25日のクリスマスは、イエス・キリストが人間の世界に降りてきたことをお祝いする日です。

イエス・キリストの降誕と聖ニコラウスとは、一見して直接関係がないようにも思えますが、聖ニコラウスはキリスト教の主教であったので、キリスト教つながりだったという関係がみてとれます。

プレゼント

聖ニコウラスの命日は12月6日であるということが、18世紀に北米に移住したオランダ人たちによって伝えられましたが、その日に子供達にプレゼントをする習慣が広まっていました。

このような習慣と新聖書の中にある『生まれたばかりのキリストにプレゼントを届けるため、はるばる東の国から賢者がベツレヘムを訪れた』という一文と結びつき、関連付けがされました。

こうしてキリスト教の信者の多いアメリカ全土では、クリスマスにはサンタクロースがプレゼントを持ってやってくる、という習慣として広まったようです。

サンタの衣装と靴下

サンタクロースの洋服が赤いのも、聖ニコラウス主教の儀式時の衣装が赤であったというところに結びついているようです。

赤という色は、自分の命をかけて、困っている人々を助けることを意味し、血を流してでも人々のために尽くす印として、衣装が赤い色になっていたようです。

またサンタクロースがプレゼントを靴下の中に入れてくれるという伝説は、聖ニコラウスが貧しい家の煙突にお金を投げ入れた時、偶然にも暖炉にあった靴下の中にたまたま入ったことからきているようです。

そして、クリスマスには靴下を下げておくと縁起が良いと言われるようになり、今日の靴下の中にプレゼントを入れるという習慣になっていったのです。

クリスマスの本来の意味

キリストの誕生を祝う日

クリスマスはイエス・キリストが生誕した日だという話を耳にしたことがある人は多いと思います。

諸説がいろいろとありますが、イエス・キリストの生誕した日にちや季節については新約聖書にも記載されておらず、実際のところイエス・キリストの誕生日ははっきりと分かっていません。

このことからもわかるようにクリスマスとは、キリストの誕生日を祝うものではなく、キリストの誕生を祝う日という位置づけがなされています。

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キリスト教とミトラス教

もとを辿るとクリスマスとは、古代のローマ帝国で冬至の日に行われていた【太陽神の生誕祭】という行事が関係していたようです。

当時のローマでは、太陽を神として崇めるミトラス教という宗教が大きな権力を持っていました。

ミトラス教徒達は太陽神であるミトラスが冬至に再び生まれるという信仰を持っており、12月25日を太陽神の再生の日として称え、冬至を祝っていたようです。

短くなり続けていた昼間の時間帯が、冬至を境にして長くなっていくことを踏まえて、神が息を吹き返す、すなわち再生するいう考えに繋がっていったのです。

初代のキリスト教の指導者達は、当時のローマで流行っていたミトラス教の信者達に、対立することなくスムーズにキリスト教を広めていきたいと考え、12月25日をクリスマスの日として浸透させていったようです。

クリスマスとはキリスト教が広がる過程で、ミトラス教の【太陽神の生誕祭】に絡めた後付けの習慣になったということが言えます。

まとめ

クリスマスという日は、様々な歴史が絡み合って現代に至っていることがわかりました。

何気なくパーティーをしたり、ごちそうを食べて楽しんでいたクリスマス。

そんなクリスマスとサンタクロースの深いルーツを知って、驚いた方も多いのではないでしょうか。

子供の頃に描いていたサンタクロースとは、少し印象が変わってしまった方もいると思いますが、弱い立場の人や貧しい人達を救ったといわれている聖ニコラウスのことにも思いを馳せて、クリスマスを楽しんでみて下さい!