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生姜の栄養、効果効能がすごい!

生姜の栄養、効果効能がすごい!


生姜の栄養、効果効能がすごい!

紀元前300年頃には既に食品や医薬品として使用されていた記録があり、魏志倭人伝にもその記載が残る生姜。

古より、日本を含むアジア、またはヨーロッパで重用されてきた、またこれからも注目を浴び続けるであろう「生姜」に、今回は焦点を当てます。

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基本栄養素

生姜は殆どが水分炭水化物で構成されています。

エネルギー 30  kcal  
水 分 91.4 g  
たんぱく質 0.9  g  
脂 質 0.3  g
炭水化物 6.6  g
カリウム 270 mg  
葉 酸   8   µg
 
全て100g[根茎(生)]あたりの含有量

引用・出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省

無機質としてはカリウムが多く含まれています。

通常食するのは、土の中で育った根茎の部分。

「根」の一種なのでカリウムを多く持ちます。

ナトリウムとバランシングして細胞内液の浸透圧を調整し、またを担いますので、神経過敏からくるイライラにお困りの方はカリウムで改善しましょう。

さらに心臓や筋肉の安定した運動にも欠かせないミネラルです。

しかし、今回はカリウムではなく、炭水化物に含まれる、二つの有機化合物に注目したいと思います。

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生姜の効果効能

生姜の栄養、効果効能がすごい!

生姜には多種多様な用途も、調理法もあるのは周知のとおりです。

香辛料・薬味として、臭い消しとして、毒消しとして。

調理法としては煮物、スープ、天ぷら生姜湯。握り寿司にはガリが欠かせません。

代表的な効用としても、抗酸化力・免疫力の増進、解毒作用、抗炎症作用、発汗促進、胃を健康に保つなど、書ききれない程の効果が確認されています。まさに医食同源の代表格、それが「生姜」なのです。

ショウガオールとは?

生姜がもつ有機化合物の一つが、「ショウガオール」です。

加熱後の生姜に多く含まれて、体の芯を温めてくれます。

糖分や脂質の燃焼を促し、余計なコレステロールを低減する効果が期待できます。

辛味を指数化したスコヴィル値は160,000_SHU。

後述するジンゲロールは60,000_SHUなので、やはり辛いのがショウガオール。

この辛さが内燃作用を高める訳です。咳止め発がん抑制にも作用します。

ジンゲロールとは?

ショウガオールが体を温めるのに対して、もう一つの看過できない有機物が「ジンゲロール」です。

殺菌・解熱作用や、頭痛・吐き気の抑制に役立つのがジンゲロール。

そして最も高い効果を示すのが血流の促進改善機能です。

体内の深い部分にある熱を、血液に乗せて末端まで運ぶ効果・分散する効果があり、結果的には火照った体を適度に冷ましてくれます。

夏の冷奴に、薬味として微塵切りや針生姜を添えるのはとても理に適っていると言えます。

風邪をひいたら生姜

発散・発汗効果のある生姜で風邪を予防・撃退しましょう。

葛湯や飴湯で適度に加温された生姜には大量のショウガオールが生成されます。

体内の温度をグッと高めて、悪いウイルスを焼きはらってください。

そしてこまめに肌着を替えましょう。汗をかいたままでは逆に冷えてしまいますのでご注意を。

生姜とハチミツでシロップを作り、炭酸水で割ったのがジンジャーエール。

ご自宅でも簡単に自作できるジンジャーエールで、生姜の殺菌作用を上手に摂取してください。またハチミツも喉に良いですね。

胃に良い?

特にジンゲロールは胃壁をほどよく刺激し、胃液の分泌消化作用を促します。

油っこいものや風味にパンチが欲しい時、生姜の縛り汁をサッとかけるのには、実は風味づけ以外の実用効果があるのですね。

嘔吐を抑制する効果もあるのでツワリでお困りの妊婦さんにもおススメです。

ただし、大量摂取は厳に慎んでください

胃壁を痛めるという、全くの逆効果を及ぼしますので、くれぐれも適量を。

飲み物にすると良い?スープや紅茶など

「食欲増進効果があるのは知っているけど、そもそも食欲がないので、やっぱり食べない」

そんな方は飲んでしまいましょう。

生でも乾燥でも、どちらでも食欲増進作用が確認されています。風味づけ程度の量でも効果はありますので、生姜を「薬」として活用してみませんか?

脂肪燃焼?美容やダイエット効果も

前述のとおり、生姜には血行改善span>発汗作用がありますので、余分な脂肪をガンガン燃やしたい方にもうってつけです。

運動前に生姜を摂取しておくことで、エネルギー代謝と内燃量を高めましょう。

安静時でも発汗を促す力のある生姜ですので、ダイエット効果はバツグンです。

ところで、私たちの体は非常に小さな細胞から組織されています。

その数60兆個。一つ一つの細胞には寿命があり、長いものでも約3か月と言われます。

つまり3か月前の自分と今日の自分は、全く別の細胞でできている、ということです。

かなり活発な細胞分裂や生成を繰り返していることになりますが、この時、「あなた」という情報をコピーします。

とても高精度なコピーですが、ごく稀に失敗してコピーの前後で別の細胞が作られることがあります。

そこにシクロオキシゲナーゼ2という体内酵素が悪作用することで生じる炎症が癌細胞の母体になります。

ショウガオール・ジンゲロールともに抗炎症作用がありますので、発ガン抑制にも期待が大です。

関節炎やリウマチにも同様で、炎症を鎮静・抑制する効果が期待できます。

冷え性や夏バテにも

寒さに震える冷え性と、暑さにへたってしまう夏バテ

全く逆の元凶ですが、これらにも対応する潜在能力が、生姜にはあります。

やはり医食同源の代表格ですね。ただし使い方と処置の仕方が大切です。事項で詳しく記します。

生と加熱で効果が違う?

体の余計な熱を発散させたい時にはジンゲロールを多く摂りましょう。

逆に、体の芯からドンドンと加温したい時にはショウガオールをより多く摂りましょう。

これらの違いは生姜の品種別に分類されるのではなく、加熱処理の有無に起因します。

そもそも生の生姜に含まれている有機化合物がジンゲロールです。

これを加熱し分子レベルでH2Oを除いた(脱水された)のがショウガオールとなります。

つまり、加熱の有無で効果が逆転してしまいますので、それぞれの目的に合った処理をした方がピンポイントに効果を得ることができます。

少しまとめると、端的には

…ジンゲオールが多量  →余計な熱を発散・分散させる。冷ます。
加熱…ショウガオールが多量 →体を芯から温める 

となります。

ただし100度程度でショウガロールも消滅してしまいます。

調理温度の目安上限は80度を上限にして栄養価のロスに留意してください。

生姜チューブは効果ある?

生姜チューブで代用をお考えになる方もいらっしゃろうかと思いますが、残念ながらその効果は眉唾ものです。

全般的な菌増殖の抑制効果にも大きな期待はできません(※2)。

そもそも生姜の成分には、大腸菌以外(ブドウ球菌、サルモネラ菌、ビブリオ属菌など)への殺菌・滅菌効果は確認されていませんし、まして安価に購入できるチューブには数割程度しか生姜は含まれておらず、添加物や嵩増の材料が大半です。

お手元の冷蔵庫にチューブタイプのものがあれば、表示がなされていると思います。

簡易的で、すぐに使いたい時などチューブタイプは重宝しますが、やはり効果効能をしっかり得たい時は、生姜そのものを入手して正しく摂りましょう。

引用・出典:※2:食中毒菌に対する香味野菜の発育阻止作用;宮川豊美、川村一男

まとめ

西洋・東洋の枠をこえて活用されるにとどまらず、医薬の世界でも不可欠な生姜をご紹介しました。

ご購入の際は全体的にハリがあり先端が変色していないものを選んでください。

強力なインパクトと多面的な効果効能とは裏腹に、デリケートな植生であるが故に、生産量が安定せず価格変動も激しいのが難点ですが、上手に取り入れて、凍える冬を、そして梅雨のジメジメや猛暑を、脅威の生姜パワーで乗り越えましょう。

きっと皆様の健康に絶大な力を与えてくれますよ。

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